2015年06月16日
釣り道具の名称
[タックル]とは?
▼仕掛けや竿、リールなどの釣り道具の総称です。このような道具を入れておく容器をタックルボックスと呼びます。
ロッド&リール
1. リール(ベイトかスピニングか?)
リール(糸巻き機)の代表的なものには二種類あり、一つはスピニングリールもう一つはベイトリール(キャスティングリールともいう)があります。
それぞれに長所短所があり、わかりやすく思い切って言うと初級者の方はずばり!スピニングリールの方を選んだ方が無難。大きな理由は一つ、「投げやすい」からです。遠くに飛ばせば良いというもではありませんが幅広く攻めるという理由においてスピニングの方が有利だからです。
対してベイトリールは糸よれが少なくラインの飛距離を調節したり大物がかかった時のラインのやり取りのしやすさ、また比較的重量のあるルアーの扱いに優れています。しかし、軽いルアーなどを遠くに飛ばすのが不得意で、扱い方に慣れるまでバックラッシュ(実際にラインが出ている量より勢いのついたスプール部分が回り過ぎてしまう為、糸フケが出て絡まってしまう現象)に悩まされることでしょう。これらの点を考え、長所短所を踏まえた使い分けをした使い方をオススメします。
2.ロッド
ロッドもリールと同じようにベイトロッドとスピニングロッドがあって、それぞれベイトリールとスピニングリールに合わせます。ロッドの固さや適合ライン、適合ルアーは表にしておきましたので御覧ください(製品により多少の仕様の違いがありますが、その場合は表示に従って下さい)。
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ライン(糸)
近頃は化学技術が進み様々なラインが出ていますがここでは主なものだけを取り上げましょう。
1. ナイロン系
水に対して比重が軽くしなやかなことが最大の特徴。しかし、耐久性が他より劣って水となじみやすく、よれやすいのが難点でもあります。
2. フロロカーボン系
伸びが少なく、テンションがかかった状態でもパワーを発揮してくれます。しかし、ライン そのものが固い為リールに巻き取った際に乱れる性質があります。
3. PE系
比重が水よりも軽く伸びるということとは無縁の特殊ラインで、力強いフッキング(魚に針を引っかける瞬間)を可能にします。しかし非常に高価で、結び目の強度が非常に弱く結び方に手間がかかるのが難点です。ベイトリールには不向きだと言われています(しかし、一部には普通の結び方で良いとされているものもあります)。
ルアー
1. トップウォータープラグ
[ トップウォータープラグの種類]
ポッパー、ペンシルベイト、スウィッシャー、ノイジー、バズベイト・・・
![]() | ポッパー | ![]() | ペンシル |
[ トップウォーターの狙い]
トップウォーターフィッシングは最もエキサイティングと言えるでしょう。トップウ ォーターとはその名の通りで水面付近でバスをヒットさせる釣りです。ですからフッキングする瞬間や、ルアーを追いかけてくるバスの姿が見えることもありルアーフィッシングの醍醐味を味わう事が出来ます。
[トップウォーターの使い方]
比較的活性の高い早朝や夕方に岸際、ウィード際などを攻めます。雨の日なども威力を発揮することでしょう。夜明け頃にフィールド到着する事が出来たのならなら、まず はトップウォータープラグをキャストしてみましょう。
アクション(動かし方)は、ポッパーならストップ&ゴー(動かして止める)が基本です。また、ペンシルベイトならルアーの頭を左右に振るよう(ドッグウォーク)にして誘うのも一つの手です。
2. ミノープラグ
[ミノープラグの狙い]
ハードルアー(ワームなどはソフトルアーという)の中では、最も小魚に似た自然な形をしたルアーでバスに対しても自然にアピールする事が出来るのが特徴です。同じミノーでもその種類は様々で、主に泳層によってフローティング、サスペンド、シンキングに分けられます。
特にルアーの動きを研究するのにはフローティングミノーは最適です。表層を泳ぐミノーを使いマスターすれば、技術はきっと他のルアーに応用出来るでしょう。
[ミノープラグの使い方] フローティングはシーズンを選ばず使え、その名の通り表層近くで使用するため、根掛かりが少なく動きについても視野に入るので自在に操る事が可能です。サスペンドは中層、シンキングは深層用に用います。アクションは基本的にはストップ&ゴーですが、ひたすら早く引いてくるといった方法も時には効果的です。 時期と状況によりルアーの泳層を決め、その層を泳がせるようにリーリング(リールを捲くこと)しフローティングを使っている場合、もぐり過ぎたなと思ったらリーリングを止め少し浮くのを待ちます。 シンキングやサスペンドもその特徴に合わせてリーリング量を調節し、泳がせたい泳層をあくまでキープさせるのが肝心です。他にもトゥィッチングという小魚が逃げ惑う様子を演出するテクニックもあります。 | ![]() |
3. クランクベイト
[クランクベイトの狙い]
ミノー系と基本的には動きは同じです。クランクベイトはそれぞれのリップの長さによって潜る深さが違い、また、リーリング(糸を巻く動作)を止めると水面に浮かんでくるかサスペンド(比重が水と同じに設計されている為、中層で漂うこと)するように設計されています。
[クランクベイトの使い方] 上記の狙いを良く把握しフィールドの見える範囲で操作して試してみましょう。リーリングとストップの組み合わせがポイントです。ヒケツはリーリングした後きちんと一旦ルアーを止める瞬間を演出することです。というのも、バスは本来捕食が非常にニガテな魚で、きちんと食わせるタイミングをこちらで作ってあげなければ食いつけないからです。 リップの短い比較的フローティングタイプのものは、シーズンを選ばず使え表層に仕様するため、根掛かりが少なく動きについても視野に入るので自在に操る事が可能です。 サスペンドは中層、シンキングは深層用に用います。アクションは基本的に はストップ&ゴーです。また、ひたすら早く引いてくるといった方法も時に効果的です。時期と状 況によりルアーの泳層を決め、その層を泳がせるようにリーリング(リールを捲くこと)しフローティングを使って、もぐり過ぎたなと思ったらリーリングを止め少し浮くのを待ちます。 シンキングやサスペンドもその特性に合わせてリーリング量を調節し、泳がせたい泳層をあくまでキープさせるのが肝心です。 | ![]() |
[バイブレーションの狙い]
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5. ワーム
[ワームの種類]
ストレート、カーリーテール、パドルテール、クロー、リザード、チューブ・・・
[ワームの狙い]
今ままで述べてきたハード系プラグに比べ、よりリアルであつかいやすく、タフコンディション(釣れにくい時)でも、時と場合に関わらず対応できるのが特徴です。価格も手頃なのでハードルアーで攻めると根がかりしたりするようなところでも攻める事が出来ます。ただ、ゲーム性の高いルアーフィッシングの中では最も地味に見える釣り方かもしれません。
[ワームの使い方]
ワームのセットの仕方(リグ)にはいくつか種類がありますが、ここでは代表的 なものをいくつか挙げて説明しましょう。
![]() | ![]() |
6. その他のルアー
・スピナーベイト
![]() | 形状から考えて、最も自然界にない形と動きなのに、なぜかよく釣れる。 バスの目にはどう映るのかは詳しく解明されていませんが、考えられるのはアピール力でしょ う。 金属で出来たブレードで水中に異音を発し、ラバースカートはヒラヒラと舞う。得体の知れない未知なものへの興味からかバスが追ってくる。摩訶不思議の世界、ぜひ一度お試し下さい! * ジグスピナー スピナーベイトの小型版と考えれば良いでしょう。 ただし、ラバースカートが付いていませんので、フックの部分にはお気に入りのワームをつけてたりして使います。 |
・バズベイト
![]() | スピナーベイトに似ていて、スピナーベイトの変形版と言えばいいでしょうか。 狙いとしては、スピナーベイトが様々なレンジ(泳層)を攻めるのに対してバズベイトはトップウォーター専門なのが特徴です。 水温が上がりシャロー(上層)にバスが浮いているような時には絶好です。 |
小物
プライヤー、ラインカッター、この2つは必需品で、無ければ色々不便があると思います。
フィールドで持ち運ぶ際も常に取り出しやすい場所に携帯しましょう。
![]() | プライヤー | ![]() | ラインカッター |
タックルボックス
ルアーや小道具を収納で大切なのはフィールドに出た時に身に付けて邪魔にならないように持ち運べるようなものがいいでしょう。 収納性の高い、色々なケースが入るベスト(プライヤーホルダーが外に付いているものがオススメ)やウエストバッグになるようなものがあれば良いでしょう。 小物ケースは、ポケットサイズのケースでベストのポケットなどに入れて持ち運べるので移動しながらの釣りには身軽で楽です。 2~4段式は、左の写真のような形態です。大きな収納力が魅力です。更に大容量の引出式もあります。しかし大型の物になると携帯性はないのでボートからの釣りなどに向いています。 携帯式は、ウエストバッグ式など様々な商品がでています。小物ケースと組み合わせて使える製品が便利です。 | ![]() |
その他
その他にもせっかくの記録を計るメジャーや大物を釣り上げたのを友人などに自慢する為にカメラなんかあると良いですよ。
フィールドは景色もいいですしね。あとタオルも1枚は最低必要です、あれば何にでも使えますから。
