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3月解禁とともに・・・仕事柄そうでなくっちゃ困ってしまうのですが・・・忙しくなってパソコンに向かう時間も取れず、ナチュラムさんのコラムを1回お休みしてしまいました、ごめんなさい!
という訳で、全国各地の渓流が解禁となって1ヶ月半が過ぎました。解禁当初の渓流で見られたハッチはほとんどがユスリカのみだったのですが、今年は特に暖かく、例年に比べ、ハッチのシーズンが1週間から2週間早まっているようです。雪深い地方では雪代まっさかりの大増水でしょうけど、雪代終わりの爆釣週間も今年は例年に比べ早まることを、頭に入れておいてください。
さて、3月下旬、忍野桂川へ行ってきました。
皆さんご存知の通り、湧水河川であるこの川なので、雪代や急激な気温の上昇の影響が少なく、ハッチ状況も安定しています。この3月後半は、午前中はユスリカ、午後はコカゲロウ、夕方はヒゲナガ、という例年と同じハッチがで、ほぼ筋書き通りの素晴らしい釣りを堪能させてもらいました。
この川は魚のセレクティブさに厳しい釣りになることでも有名ですが、特に午前中のユスリカは、そのサイズが#24~#30と小さく、スリックでクリアーな流れのため適応サイズのティペットが10X~11Xと極細となり、良型のヤマメやニジマスのランディングには苦労させられました。午前10時頃、コカゲロウのハッチが始まり、フライは#18のコカゲフローティングニンフ、ティペットも8Xまでが使用でき、30cm近いニジマスをランディングすることができました。
やっぱり極小フライ・極細ティペットを使用した後の#18&8Xでの釣りは技術的にも精神衛生上からも楽になりますね。
午後になり、日差しが強くなるとさすがにハッチもライズも減ってしまい、魚は水中を流下するニンフを捕食しているようで、私もドライフライでの釣りを諦め、オレンジの極小ラバーショットを使用したサイトフィッシングに切り替えました・・・そこでその「サイトフィッシング」について説明しましょう。
忍野の流れの中でも(例えば深く流れの速い)魚の姿を視認できないポイントでは他の河川と同様に「ルースニング」で釣ることを選択しますが、ここ忍野はほぼ全域に渡るクリアーな水と穏やかな流れのために、魚の姿を確認しながらのサイトフィッシングができるポイントに富んでいます。穏やかな流れ、さらに極小のニンフ等を捕食している場?ノは、インジケーターにほとんどアタリが出ないうちに魚がテンションを感じフライを吐き出してしまうことが多いため、インジケーターをつけないサイトフィッシングが有効な方法となるのです。しかし、水中でフライのほとんど見えないこの釣りは、かつては上級者やよほど目の良い人でない限り、成立していなかったのです・・・。
そんなサイトフィッシング現状を好転させてくれる味方を、今シーズン、見つけました。
この日使用した、「ピンク・オレンジ・ホワイトなどのカラーでコーティングしたショット」は、それを水中インジケーターとして使うことにより水中のフライの位置が確認でき、的確なフッキングが可能となったのです。7Xのティペットの先に#16のマーチブラウンニンフを結び、フライから10cmの位置にオレンジのラバーショットをつけるそのシステムで、日中5匹のニジマス(25~35cm)を、日が傾きはじめた4時頃からは再びコカゲロウらしきハッチがあり、午前中と同じシステムでヤマメをランディングすることができました
そして私が最も楽しみにしていたヒゲナガのハッチが、私の大好きな忍野温泉下流で始まったのは午後6時15分。
#6 9'6"ウエットロッドにWF6Fライン、2Xのティペットの先に#8モトルドセッジ、ドロッパーに#8ウエットマドラー。薄暗がりの中のスプラッシングライズの上へスイングさせると、この機会を待っていた、日中沈黙していた魚たちがヒゲナガウエットに大アタックを繰広げてくれたのでした。
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Posted by natulog@はじめての! at 10:26│
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フライフィッシング
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